函館クリニック・
実施後13分以内で、迅速コロナウイルス感染の結果が出るID NOW
当院の発熱外来では、2023年9月13日より、13 分以内で陽性陰性の判定を正確にできる等温核酸増幅装置アボット社のID NOW を導入しました。
ID NOWは新型コロナウイルスの遺伝子検査として用いられる装置です。
ID NOWを用いた新型コロナウイルス感染症遺伝子検査では、新型コロナウイルスの遺伝子(RNA)を抽出・増幅することで、迅速に新型コロナウイルス感染症かどうかを判定します。
陽性であれば最短5分程度、陰性であっても13分以内に判定できるため、通常のPCR検査よりも迅速で、かつ抗原検査よりも正確です。 PCRと同等の高感度(PCR法と陽性一致率 93.3%、陰性一致率98.4%)の遺伝子検査であり、厚生労働省の承認を得ている信頼性の高い検査方法です。SARS-Cov-2核酸検出検査として用いることができ、PCRと同等の取扱をされています。
*ID NOW™は一般的な遺伝子検査法に比べ迅速で、従来の迅速検査よりも正確です。
*新型コロナウイルス体外診断用医薬品として、ID NOW™は厚生労働省より承認されております。
このような方におすすめです
迅速検査として利用できる短い判定時間で、PCRと同等の高感度を持つことから、新型コロナウイルス感染症かどうかの判定を当日中になるべく正確に知りたい方に最適です。
検査の概要
鼻腔から検体を採取
左右両方の鼻の入り口から、2cmほどのところに綿棒を入れて、複数回こちょこちょして、回転させつつ鼻汁を採取します。抗原検査のように鼻咽頭(鼻の奥)まで綿棒を挿入はしませんで、検査の侵襲は少ない検査です。
精度について
前述の通り、PCRと同等の高感度(PCR法と陽性一致率 93.3%、陰性一致率98.4%)の遺伝子検査です。
ID NOWのメリット
判定精度が高く、且つ所要時間が短い
遺伝子検査の長所は、その精度の高さが大きなメリットです。しかし、その遺伝子検査の代表とも言えるPCR法の難点としまして、1回の検査実施(4人迄の検体を判定可能)で用する時間はおよそ120分前後であります。
又、使用後は都度、清掃(機器のアルコール清拭等)が必要となり、病院の営業時間を8時間とすれば、最大4回で、つまり16人迄の検査がMAXと考えます。
しかし、ID-NOWを使用する事で、前述した所要時間より1時間に4人・・・つまり8時間では32人迄の検査実施が可能となります。